RAM解析
概要
設備の大型化や製品供給先からの高度な信頼性要求により、想定外の設備停止が与える経済的な影響が大きくなりつつあります。
RAM(Reliability, Availability and Maintainability)解析支援では、対象設備の中で故障が設備のアベイラビリティー(稼働率)に影響する構成要素(機器など)を定量的な信頼性解析により特定し、設備の信頼性や保全面での有効な対策を提案することを目的とします。
サービスの特徴
- RAM解析の結果は、特に新規の設備計画の改善に有効な情報を与えます。
- 設備の弱点を客観的かつ定量的に特定でき、アベイラビリティー向上のためのピンポイントな提言ができます。
- 専用ソフトウェアツールを使用することにより、大規模な設備の解析に対応できます。
- 故障率など、お客さまの過去の実績を解析に反映させ、より現実的な評価が期待できます。
サービスの内容
1. 解析のコンサルテーション
- お客様の計画する設備のアベイラビリティーを評価する上で最適な信頼性指標、解析方法、手順を提案し解析を実施します。
2. 解析の実施
- 豊富な解析経験を持つ信頼性解析の専門家が解析を実施します。
- 事前にアベイラビリティーの目標値、解析の前提条件、解析手法、信頼性データ(故障率データなど)についてお客さまと確認します。
- 解析の方針が確定した後に、信頼性解析の専門家がモデルを構築し解析を行います。
- 解析結果に基づきアベイラビリティー向上のための設備構成や保全について提言します。
3. 解析結果のまとめ
- 設備概要、前提条件、故障率データ、解析結果、考察を含む解析報告書を作成します。
豊富な実績
- 石油化学プラント、肥料プラント、エネルギー関連プラントのRAM解析を実施した実績があります。
解析実施の例
アベイラビリティーの目標値
- アベイラビリティーの目標値(例えば96%など)を設定します。
計算手法
- モンテカルロシミュレーションによりアベイラビリティーを計算します。
モデリング
- 設備の設計意図、設備構成、運転モード、機器の能力、各構成機器の故障発生時の設備全体への影響に基づき、信頼性ブロックダイアグラムを作成します。
- 信頼性ブロックダイアグラムは、設備を構成する機器をブロックで示し、直列あるいは並列に連結したものです。設備が稼動している場合には、左端からいずれかのルートをたどり右端に達します。一方、いずれかの機器で故障がある場合には、そこで連結が途絶え、右端まで達することができず、設備が停止することを示します。
![]() 信頼性ブロックダイアグラムの例 |
信頼性ブロックダイアグラムの例
- 信頼性ブロックダイアグラムの各ブロックに機器の故障率、平均修理時間を適用し、アベイラビリティーを計算します。
- 各構成要素のアベイラビリティー低下への寄与度(重要度)を求めます。
![]() アベイラビリティー計算結果 |
重要度ランキング結果の例
| Ranking | BLOCK No. | Equipment | Importance |
|---|---|---|---|
| 1 | BLOCK 1-5 | Gas Turbine for C-1000B | 12.36% |
| 2 | BLOCK 1-6 | Gas Turbine for C-1000A | 11.67% |
| 3 | BLOCK 3-34 | Service Maintenance | 10.21% |
| 4 | BLOCK 3-13 | Safety Systems | 8.06% |
| 5 | BLOCK 1-5 | V-1200 Electro Static Coalescer | 2.94% |
| 6 | BLOCK 3-2 | C-3000B HP Compressor TrainB | 2.11% |
| 7 | BLOCK 3-3 | C-3000A HP Compressor TrainA | 2.04% |
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結果の考察
- プロダクションアベイラビリティーの計算結果と目標値を比較します。
- アベイラビリティー低下への寄与度が高い機器に対する冗長化や保全の改善を提案します。
実施による効果
- RAM解析は、特に新規の設備計画の改善に有効な情報を与え、投資判断の材料になります。
- 設備の弱点、つまり予防保全において優先すべき対象機器が特定されます。











