コールドリフラックス「COREFLUX®」
概要
東洋エンジニアリングでは、蒸留塔の精留効果を高める働きをする「リフラックス(還流)」の供給を工夫することにより、少ないエネルギーで高い製品回収率を達成できる技術(コールド・リフラックス=コアフラックス技術)を開発し、現在以下のプロセスを提供しております。
COREFLUX-C2
COREFLUX-C2 (Cold Reflux Compressor Process)は天然ガス、石油随伴ガスまたは製油所からのオフガスなどの軽質ガスから、少ないエネルギーでより多くのエタンを効率的に回収できるプロセスです。このプロセスは、当社が開発したリフラックス供給方法を蒸留塔に採用することにより、95%以上のエタン回収率を達成し、かつ従来技術に対して圧縮機動力を大幅に削減できる省エネルギー型のプロセスです。
COREFLUX-C2プロセスには次のような特徴があります。
- 高メタン濃度のリフラックス生成による高エタン回収率( >95%)
- ターボエキスパンダーの有効利用による圧縮機動力削減
- 従来プロセスからの改造が容易
COREFLUX-C2プロセスでは、ターボエキスパンダーを有効に活用して低温状態を作り出しています。また、ターボエキスパンダーの出口ストリームにセパレータを設置し、メタン濃度の高い気体を取り出します。この気体の一部を再圧縮して平衡温度を上げることにより凝縮しやすくし、低温の脱メタン塔塔頂ガスとの熱交換により凝縮させます。この方法により、液化率が高く、かつメタン濃度の高いリフラックス液を生成することができ、メタンとエタンの分離を効率良く行うことができます。
COREFLUX-C2プロセスは、以下の様なアプリケーションで高いプロセス性能を発揮します。
- 高エタン回収率が求められる場合
- 原料ガスが比較的リッチな場合
- 既設プラントのキャパシティー増加またはエタン回収率向上が必要な場合
![]() COREFLUX-C2プロセスフロー図 |
COREFLUX-LNG
COREFLUX-LNG (Cold Reflux Technology for LNG Processing)はLNG受入基地で受け入れたLNGから、エタン、LPGを効率的に抽出する技術です。この技術により受入基地側でLNGの発熱量を調整することが可能となり、また抽出されたエタン、LPGは石化原料として有効利用することができます。
COREFLUX-LNGプロセスには次のような特徴があります。
- 高メタン濃度のリフラックス生成による高エタン回収率( >98%)
- 冷熱の有効利用による省エネルギー
- シンプルなプロセススキームによる運転、保守管理の簡素化
COREFLUX-LNGプロセスは、脱メタン塔の塔頂ガスを原料LNGと熱交換することにより、メタン濃度の高いリフラックスを生成し、蒸留等の精留効果を上げることで高いエタン回収率を達成しています。また脱メタン塔で分離された気体のメタンを一部昇圧することにより凝縮温度を上げ、原料LNGのもつ冷熱を有効利用して再液化しています。さらにメタノール間接熱媒システムを利用することにより、原料LNGの加熱に必要なエネルギーを効果的に供給しています。
COREFLUX-LNGプロセスは、以下の条件を満たす世界中のLNG受入基地に適用チャンスがあります。
- 高い発熱量のLNGを受け入れていること
- 発熱量が低下しても消費側に問題ないこと(発電用など)
- 近くにエタンを受け入れ可能な石油化学設備があること
2006年に東洋エンジニアリングは、インド石油ガス公社(ONGC)が同国西海岸グジャラート州・ダヘッジに新設する、年間最大処理量500万トンのLNG処理設備を受注し、本設備に対してもCOREFLUX-LNGプロセスが適用されています。
![]() COREFLUX-LNGプロセスフロー図 |
| ※ | COREFLUXは東洋エンジニアリング株式会社の日本における登録商標です。 |
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