マイクロGTL開発
概要
天然ガス資源を石油資源に転換する技術、それがGas to Liquids(GTL)です。増え続ける世界のエネルギー需要や地球環境問題へ対応する為、GTLの果たす役割は重要です。GTLは以前からある技術ですが、従来は大規模設備でなければ経済性の面では不利で、中小規模のガス資源開発に適用可能な規模のGTLはこれまでありませんでした。
![]() FPSO全体写真(MODEC提供) |
東洋エンジニアリングは、2007年11月より、マイクロチャンネル技術分野における先駆的開発会社である米国Velocys Inc.、およびFPSO分野で協業関係にある三井海洋開発㈱(MODEC)と共同で、この新しい“マイクロGTL”の開発・商業化へのチャレンジを行って参りました。 |
このマイクロGTLの実用化により、たとえ需要地から遠く離れて開発が困難なガス資源を、液体燃料化することで輸送が容易になり、利用可能なエネルギーとなります。また海洋資源を開発する船(FPSO)にマイクロGTL設備を設置することで、液体燃料の増産になるだけでなく、地球温暖化防止上規制対象となる石油随伴ガスの燃焼処理をせずにエネルギー資源として有効利用することができます。
特徴
マイクロGTLの技術的な特徴は、Velocysが開発中の「マイクロチャンネル反応器」をGTLの主反応に用いることにあります。「マイクロチャンネル反応器」は、隣り合う細流路内で発熱反応と吸熱反応を併行して行わせることにより、両者間の熱移動効率を高め、触媒反応を加速します。この結果、反応器およびプラント全体の大幅な小型化が可能となり、中小規模でのGTLの経済性を高めることができます。
![]() Synthetic Fuel Process |
プロセス開発状況
![]() タイで組み立てられたモジュール |
現状、開発は最終段階である実証設備の建設と試運転段階にあります。タイにてモジュールで製作されたマイクロGTL実証設備を、ブラジルに輸送、設置、試運転を行、2011年度末の商業化完了を目指しています。 |













