東洋エンジニアリングが低公害コークス炉の新技術を導入
- エンロン社、三井物産(株)とのアライアンスで世界的に更新需要が見込まれる製鉄所向け環境対応型コークス炉建設受注へ - 2000年12月13日 東洋エンジニアリング株式会社
東洋エンジニアリング株式会社(以下「TEC」、代表取締役社長:広瀬 俊彦)は、このほど三井物産株式会社の資本系列にあるインドのコークス会社であるセサ・ケンブラ社(インド、ゴア)との間で、製鉄所向けの低公害コークス炉技術の導入契約を締結しました。
セサ・ケンブラ社保有の技術であるノン・リカバリー(副産物非回収)型コークス炉は、従来のリカバリー型に比べコークス炉回りからのガス漏れが回避され、発生ガスの完全燃焼により排ガス処理設備が不要になるなど、公害防止上の優位性を持っている上、類似技術と比べ設備構造が簡素なため、初期投資コストが低減され、操業・保守が容易であるという特性を持っている。また、炉より発生する熱源を発電に利用することにより、更に経済性向上が計れると同時に、エネルギー資源として豊富な石炭・コークスからクリーンな電気を生み出すことができる。
地球環境保護の高まりの中、世界各国で排出ガス規制が強化される方向の中、コークスを大量に消費する製鉄所では、今後の供給不足解消に加え、コークス炉を環境対応型にするため、老朽化した設備の改造や設備更新の需要が見込まれている。
本技術の実施権はTECと世界的な総合エネルギー会社エンロンの子会社エンロン・エンジニアリング社の2社に供与され、今後両社は密接な協力の下、製鉄会社やコークスメーカーのプラント建設受注を目指していく。TECのテリトリーは、プラント輸出で実績のあるアジア、中南米、中東、東欧、ロシア等となっており、三井物産の協力の下、案件実現に向けた動きを既に開始しており、今後の受注が期待される。
TECは世界的なプラント受注の競争激化に対応する対策として、国際的なアライアンスの拡大を図っている。今回のような優位性のある技術の導入もその一つの手段であり、商品の拡大とともに受注活動を活発化していく方針である。









