FPSO (Floating Production, Sotrage and Offloading)
概要
FPSO(Floating Production, Storage and Offloading)は、陸上油田新発見の少なくなった今日、原油生産量の1/3以上を賄う海洋石油資源を開発するための施設でディープ・シー環境への適応力が認められ使用が増加しています。FPSOの船上に原油生産設備を、船腹に原油タンクを持ち、必要な鉱区に移動して操業することができます。
FPSO建設の特徴
FPSOは、海底油田の内容物(well fluid)から水・ガスを分離し原油を生産します。併産されたガスは船上のガスタービン発電に使用する他、圧縮機で昇圧され、原油の回収効率を上げるために水と同様に再度海底油田へ注入します。近くに海底パイプラインがある場合にはそこに接続され陸上に送られた上で発電所などで使用されます。FPSOの基盤が海上に浮かぶ船であるため、陸上のプラントで言えば、その地盤が揺れることが設計ベースとなります。
また、船上設備はモジュールと呼ばれる独立したブロック単位で組み立てるので、船体の建造や改造と並行して工事する事が可能となりスケジュールの短縮が図れます。超重量物である完成したモジュールを船上に吊上げる時の歪み等も設計条件とする必要があります。船上設備の設計・建設はFPSOプロジェクトに特有な、狭く揺れる船上ならではの難しさを配慮しながら3次元CADを駆使して進められます。
BHPビリトン社向けFPSO、2007年11月から順調に稼動
当社はオフショア・オイルプロダクションの主役を担うFPSOに搭載する船上設備に2005年頃から取り組んでいます。オーストラリア沖スタイバロー海底油田で稼動するFPSOプロジェクトでは、担当した船上設備(トップサイド)主契約者である三井海洋開発株式会社から高い評価を頂きました。
東洋エンジニアリングは、オフショアにおける原油開発の分野において更なる受注を目指します。
![]() FPSO全景の3Dモデル例 |
![]() オイルトレイン部分 |












