ガス田開発
概要
ガス田開発では、地下のガス層構造と性状を把握し、それを地上設備へ反映させることが重要であり、これが経済的且つフィールドのライフサイクルを見据えた開発計画を作成する前提となります。
ガス田開発における開発計画
鉱区権取得を経てガスの存在が明らかになったのち、開発計画を立案します。地下の解析結果の評価を前提として、対象ガス田の生産特性並びにガス組成を考慮してガス生産量を決定、ガス処理設備の概念を構築し、開発計画を作成します。 油田と異なり、ガス田の開発計画に於いては安定生産レート(Plateau Rate)の決定がガス田からのガス、随伴するコンデンセートの回収量とは初期投下資金のみならず、全体の経済性にも大きな影響を与える事となります。特に、ガス田の場合は一般に損益分岐点が油田に比べて低い為、長期に渡る安定的な回収を考えての開発計画の立案が必要です。
![]() 開発計画立案に必要なベースデータの一例 |
ガス田開発の計画と実行
ガス田開発は一般に地層圧力が油田に比べて高圧であるため、掘削位置・処理設備の位置・ガス処理方法を計画する際に油田以上に注意が必要となります。また、不純物として含まれる有毒性ガス(H2S等)やガスの腐食性に対する配慮、水分混入に起因する水和物による閉塞への配慮が求められます。また、有毒ガスに加えて、地球環境に対しての考慮から温室効果ガスである炭酸ガスの放散を最小限にとどめる開発手法も検討されるようになってきています。
ガス田の性状の変化の幅は油田に比べて小さいのですが組成や生産条件は常に変動しており、その点を考慮した開発計画とそれに基づく設備計画・設備建設のために、東洋エンジニアリングがこれまで関与してきた数多くのガス田開発の実績が大きく寄与するものと自負しています。
![]() 一般的ガス田処理設備フロー図 |
生産モニタリングと増進回収技術
建設完了・運転開始後に、Plateau Rate(安定生産レート)から生産量が下がる事があり、その際に、増進回収技術(EGR:Enhanced Gas Recovery)を含めたガス量の確保手法を検討します。近隣のガス田の開発(Chasing)や、ガス層圧力を保持する開発方法の作成等を含め、お客様と協議しながら回収量の最大化を検討します。












