油田開発
概要
油田開発では、地下の油層構造と性状を把握し、それを地上設備へ反映させることが重要であり、これが経済的且つフィールドのライフサイクルを見据えた開発計画を作成する前提となります。
油田開発における開発計画の立案
鉱区権取得を経て原油の存在が明らかになったのち、開発計画を作成します。地下の解析結果の評価を前提として、最大限の回収手法の考え方等を対象油田の生産特性、油種の時系列的変化を考慮し、原油生産の最適化とその設備導入計画を構築します。
初期段階での導入設備と生産が進むにつれての追加導入設備の考え方が、生産開始までの初期投下コストの最適化と生産に至るまでの開発期間と運転中の生産原油の変化に合わせての設備増強等の企画が盛り込まれます。この際に、企画立案者にはライフサイクルとしての油田の操業を念頭に置いた開発計画の立案、展開が要求されます。
![]() 開発計画立案に必要なベースデータ一例 |
油田開発の計画と実行
探査井の掘削により油田の生産特性を明らかにして、初期段階に作り上げた開発計画を見直しながら生産に向けての概念設計等を進めていきます。初期段階の計画は開発条件等が十分に検討されていない為十分に幅を持たせたものである事が重要ですが、幅を持たせすぎるとその初期投下資金の増大の可能性があります。
同時に環境負荷の検討は、地球環境保護のために重要な項目となります。
油層特性は油田ごとに異なるため、開発計画立案においては石油開発業務に関する経験・実績が必要であり、原油生産量と組成の経年変化のみならず季節較差・日較差による変動を考慮するなど詳細な配慮が必要となります。
![]() 生産設備、概念図 |
生産のモニタリングと二次・三次回収の適用
生産が開始されると、その生産のモニタリングが重要な役割となります。特に、生産物中に含まれる水分量や原油の性状と圧力の低下を監視し、記録する事によってそれが二次回収、三次回収の手法の選定基準と成ります。
一般的には、一次採油(自噴)~二次採油(油層の圧力維持)~三次回収(EOR:増進回収法)となるのですが、油田の性状や経済性にて種々のバリエーションが考えられます。 これらの検討にて二次・三次の「攻法の導入計画」を作成していきます。












