DME(ジメチルエーテル)
概要
DME(ジメチルエーテル)は、硫黄や灰分を含まないため燃焼時に硫黄酸化物や煤塵が全く発生せず、セタン価が高く燃焼特性に優れ、また、極めて低毒性で、かつ温室効果やオゾン層破壊の懸念はないと考えられているクリーン燃料です。
LPG/ディーゼル代替としてのDME
DMEは貯蔵・ハンドリングもLPGに準じた取り扱いが出来ることから、LPG代替やディーゼル代替としての期待がアジア地域を中心に高まっています。また、合成ガスを経て製造される為、天然ガスの他、石炭、重質油、バイオ、廃棄物など原料を広く求めることができ、間接的に資源制約を緩和することができる新しいエネルギーとも位置づけられます。中国においては燃料用として既に実用化されており、2010年には推定で200~300万トン以上が生産、消費される見込みです。
特徴
東洋エンジニアリングは、メタノールプラントにDME合成工程を付加することで間接法DME製造技術および触媒の開発を行いました。間接法では、メタノールとDMEをマーケット需要に合わせ併産、生産調整することができ運転の融通性が高いこと、また、既に技術的に成熟した大型メタノールプロセスをベースとしている為、信頼性の高い、運転が容易なDMEプラントを経済的に実現できるなどの特長があります。
実績
中国・四川省の大手肥料会社である瀘天化集団公司から、世界初となる燃料用途DME製造プラントを2002年に受注し、翌2003年から稼動、順調に運転中です。この実績を高く評価され、同社から第2号基(年産11万トン、瀘州市)を引き続き受注しました。天然ガスを原料としているこれら2つのプラント以外に、中国で豊富に産出される石炭を原料とする第3号基(年産21万トン、リンウ市)を中国・寧夏回族自治区の神華寧夏煤業集団公司から、第4号基 (年産14万トン相当、晋城市)を中国・山西省の山西蘭花清潔能源有限責任公司から連続受注し、これらは既に完成し、いずれも順調に稼動し同国のエネルギー不足解消に貢献しています。
![]() 瀘天化集団公司 年産11万トンDMEプラント |
![]() 神華寧夏煤業集団公司 年産21万トンDMEプラント |












