バイオマス
概要
地球温暖化を防止する手段の一つとして、各国でバイオマスの利用が推進されています。下図に示すようにバイオマスの利用は、大きくはエネルギー利用とマテリアル利用に分けられます。
![]() バイオマスの利用技術と利用形態 |
バイオマスエネルギー利用
カーボンニュートラルな燃料としてバイオマス由来のバイオエタノール、バイオディーゼルの生産と利用が世界各国で推進されています。穀物を原料とする第一世代のバイオ燃料生産が食料価格の高騰を招いた結果、食料資源と競合しない第二世代バイオ燃料の開発が急がれています。当社は、Toyo-Thai、Toyo-Malaysiaなど海外拠点とも連携してバイオ燃料に取り組んでいます。
ETBE(Ethyl Tertiary Butyl Ether/エチル ターシャリー ブチル エーテル)
バイオETBEは、植物由来のエタノールであるバイオエタノールと石油由来のイソブテンから合成
されます。このバイオETBEを配合したバイオガソリンは従来のガソリン同様、ガソリンスタンドで一般の自動車に給油されます。
バイオガソリンを給油して走行した場合、京都議定書のルールであるカーボンニュートラルの考え方(注)によって、その車から排出される温室効果
ガス(主としてCO2)の削減が期待できます。2010年度の本格導入に向けて、販売ガソリンスタンドが段階的に増加する予定です。
当社は、新日本石油精製(株)根岸製油所向けに、既存MTBE(天然ガス由来メタノールとイソブテンから合成)装置をETBE装置へ転換する設計・調達・建設プロジェクトを遂行しました。この装置は、日本で最初のETBE商業プラントとなります。
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(注) 京都議定書では、植物を原料とするバイオ燃料は、原料である植物が生育する際に光合成によってCO2を吸収していることから、燃焼によってCO2を排出しても CO2の総量を増加させないという考え方により、バイオ燃料の燃焼によって排出されたCO2については温室効果ガス排出量として計上しないこととされています。
バイオマスマテリアル利用
ポリ乳酸
![]() 武蔵野化学研究所 バイオマスプラスチック ケミカルリサイクル実証設備 |
生分解性も併せ持つ植物由来高分子材料であるポリ乳酸は、バイオマスプラスチックとして、包装容器、家電・自動車部品、繊維などへの用途拡大が期待されています。 |
![]() ポリ乳酸の製造フロー |














