排煙脱硫
概要
排煙脱硫装置は、ボイラーや各種炉からの排ガス中の二酸化硫黄[SO2]を高効率で除去する装置です。マグネシウム法排煙脱硫装置、および紫煙の発生を防止する湿式電気集塵装置などがあります。
マグネシウム法排煙脱硫装置
本装置は、吸収剤に水酸化マグネシウム[Mg(OH)2]スラリーを用いた排煙脱硫装置であり、次のような特徴があります。
| 1. | 高い脱硫率(95~99%) |
|---|---|
| 2. | 低いスケーリングリスク |
| 3. | コンパクトで省エネルギー |
脱硫後、除塵・酸化された吸収液(硫酸マグネシウム水溶液)は海水と同じ成分なので海域に放流することができ、特に臨海部での脱硫に適しています。
![]() マグネシウム法排煙脱硫装置のフロー図 |
湿式電気集塵装置
燃料油コスト削減のため硫黄含有量の多いハイサルファ燃料を使用するボイラが増えており、湿式電気集塵装置は、そのハイサルファ燃料使用時に発生する紫煙を防止するものです。ハイサルファ燃料の燃焼では、高濃度のSO2ガスが発生すると共にそれに比例して紫煙の原因物質である硫酸ミスト[SO3]が発生します。この硫酸ミストは通常の排煙脱硫装置では除去できませんが、脱硫後の排ガスを湿式電気集塵装置で処理することによって90~99%の効率で硫酸ミストを捕集、除去し、紫煙の発生を防止することができます。
![]() ハイサルファ燃料使用時の排ガス処理システムの例 |











